「シングルとダブルの明確な違いを知りたい」
「飲み友に違いを説明できるようになりたい」
こんな悩みはありませんか?
バーでウイスキーのロックを注文するときに使われる「シングル」「ダブル」「ジガー」という言葉。
聞いたことがある、なんとなく理解して使っている方は多いと思います。しかし、具体的にどのような違いがあるのか理解して注文している方は少ないです。
そこで今回は、「シングル」「ダブル」「ジガー」の違いについて解説していきます。
ウイスキーの「シングル」「ダブル」「ジガー」の違いは『量』

ロックを注文する際に使われる「シングル」「ダブル」「ジガー」。
この呼び名は、指を使いお酒の容量を計量していたことが由来と言われています。グラスの下部に指をあて、指1本分(ワンフィンガー)がシングル。指2本分(ツーフィンガー)がダブル。これらの中間をジガーと呼びます。
イギリスでは、1400年代ころから使われるようになった計量方法です。
この3つの違いは、グラスに注ぐウイスキーの量です。
- シングル・・・30ml
- ダブル・・・60ml
- ジガー・・・45ml
シングルの量は国やお店によって違う
一般的には、シングルの量は30mlとされていますが、決まりではありません。そのため、国やお店によって多かったり少なかったりします。
- 日本・アメリカ・・・30ml
- イングランド・・・45ml
- スコットランド・・・60ml
- アイルランド・・・75ml
ウイスキーの注文方法「ワンショット」と「シングル」は同じ

上記で紹介した注文の仕方以外に「ワンショット」というものがあり、これもお酒の量を表す言葉です。
言葉は違いますが、「ワンショット」と「シングル」の量は同じ30mlです。
「ワンショット」はアメリカ発祥の表現で、「強いお酒を一杯ひっかける」という意味があります。英語で弾丸や発射を意味する「ショット(shot)」が、強いお酒であるウイスキーの注文方法として使われるようになりました。
ワンショットの量は国やお店によって違う
ワンショットもシングルと同様に、量は国やお店によって違います。
- 日本・アメリカ・・・30ml
- イングランド・・・45ml
- スコットランド・・・60ml
- アイルランド・・・75ml
「ジガー」は最近ではあまり使われていない
上述で紹介した「ジガー」ですが、最近ではあまり使われていません。「シングル」「ダブル」を使うことがほとんどです
「ジガー」の量も国やお店で異なり、
- 日本・アメリカ・・・45ml
- イングランド・・・60ml
とされています。
シングルでは物足りないけどダブルは多い。そんなときに使ってみてはいかがでしょうか。
ウイスキーの量を正確に測りたい方におすすめの「メジャーカップ」
メジャーカップとは、お酒を計量するためのアイテムです。バーテンダーの方が使っているのを見たことはないでしょうか?

上下に大小のカップがついていて、大きいカップが45ml、小さいカップが30mlのものが一般的です。カップの内側にメモリが入っていて、細かく軽量することもできます。
目分量で水割りやハイボールを作るのもいいですが、バラつきがなく毎回同じ味を楽しみたい方は「メジャーカップ」の利用をおすすめします。
まとめ
「シングル」「ダブル」「ジガー」の違いを知っておくと、バーでウイスキーを注文するときの楽しさが増えます。バー初心者から、ひとつ段階を上げられるでしょう。
また紹介したメジャーカップを使は、自宅でのハイボール作りに役立ちます。プロ気分で毎回同じ自分好みの味わいに仕上げることができるので、家飲みを楽しみたい方は購入してみてはいかがでしょうか。