アイラウイスキーの女王!ボウモア12年の公式情報やおすすめの飲み方をご紹介!

出典:サントリー公式HP

アイラモルトの代表銘柄ともいえる、ボウモアの12年
様々なお店で飲むことができるボウモア12年はウイスキー好きはもちろん、ウイスキーにあまり詳しくない方でも1度は飲んだことがあるのではないでしょうか。

「アイラの女王」とも呼ばれ、根強いファンも多いボウモア12年の蒸留所、歴史、製法、味の特徴などに加え、ボウモア12年ファンのレビューや感想、ボウモア銘柄のご紹介をいたします!

ぜひ、最後までお読みいただき、ボウモア12年の美味しさ、人気の秘密を楽しんで頂ければと思います。

ボウモアの基礎知識

先述のとおり、「アイラの女王」とも呼ばれる気品あるスモーキーフレーバーが特徴のボウモアの12年になります。
ボウモア12年は、ボウモアモルトの中でも安価で手に入れやすいため、世界中のモルトウイスキー愛好家に愛されている代表的な銘柄・年代です。

ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)というイギリスで行われた世界的な酒類コンペティションの2017年開催において、最高品位の金賞を受賞しており、その品質の高さを世界から評価されています。

「ボウモア」はゲール語で「大きな湾」や「大きな岩礁」という意味で、蒸留所の場所はその名のとおり湾岸に作られております。

ボウモアの蒸留所

40Mick Garatt, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2854736による

スコットランド西岸沖のアイラ島の中心にあるボウモアの蒸留所は、1779年創業でアイラ島で最古の蒸留所として有名です。

アイラ島最大の街ボウモアにある蒸溜所で造られたウイスキーブランドであり、アイラ島で唯一、エリザベス女王が訪れた蒸溜所と言われています。

アイラの特徴であるピート香(スモーク香)についても、製麦工程で潮風の影響を受け、さらに海に面した第1貯蔵庫は、海抜0メートルに位置します。

気分屋で豹変しやすい海の気分を真正面から受け止め、とても魅力的で神秘的な味へと熟成されているのだと思います。

ボウモア12年のピート香(スモーク香)

出典:アサヒビール公式サイト

ウイスキーの原料である麦芽を発行させる為に、ピート(泥炭)を麦芽の下で焼き、その熱を利用します。このときに出る煙が麦芽に香りづき、アイラモルト特有のピート香(スモーキーフレーバー)が生まれます。

更に、アイラ島のピートには、海藻が多く含まれている特徴もあり、これがアイラ等のみで感じる磯臭さやヨード臭を生み出します。

海の香りがするのは、このためでもありますね。

アイラモルトの特徴でもあるピート香はアイラモルトの中でも様々な違いがあります。
ボウモア12年のピート香(スモーキーフレーバー)は強すぎず弱すぎず、アイラモルトの中でも最もバランスが良いと言われています。

海に面する貯蔵庫で12年ものあいだ潮の香りを吸収しており、すっきりとした爽やかな柑橘の香りが特徴です。

ボウモアは、磯や海のような潮の香りを感じつつ、蜜のような甘さと爽やかな柑橘の風味を持つスモーク感が楽しめる、とても奥深い味を醸し出しています。

ボウモアの歴史

ボウモア蒸溜所が創業したのは1779年と、アイラ島最古の蒸留所と言われています。(正式な設立年は不明)今から約250年前ととても歴史ある蒸留所になります。

しかしその歴史は恵まれたものではなく、所有者が様々入れ替わりました。

  • 1816年 ジョン・シンプソンが蒸留所ライセンスを取得
  • 1837年 Wm & Jas Mutterがボウモア蒸溜所を買収
  • 1892年 英国の実業家がボウモア蒸留所を買収。ボウモア・ディスティラリー・カンパニーへ名称変更
  • 1925年 J. B. Sheriff & Companyが蒸留所を買収
  • 1929年 DCL(Distillers Company Ltd. / 現在のディアジオ社)が蒸留所を取得
  • 1950年 William Grigor & Sons が蒸留所を買収
  • 1963年 スタンレー・P・モリソン(Stanley P. Morrison)が蒸留所を取得
  • 1987年 モリソン・ボウモア・ディスティラーズ(Morrison Bowmore Distillers Ltd.)に社名変更。
  • 1989年 サントリーがモリソン・ボウモアの株式35%を取得。
  • 1994年 モリソン・ボウモアがサントリーの完全子会社となり、正式にサントリー傘下になる。

数々の買収や社名変更を経て、創業から200年近く経った1989年にようやく日本に酒類メーカーであるサントリー(現:サントリーホールディングス)が資本の30%を買い取り、1994年に完全小会社化、正式にオーナーとなりました。

ボウモア蒸留所の場所

イギリス(イングランド)の北西に位置する孤島であるアイラ島に、ボウモア蒸留所はひっそりとたたずんでいます。

ここでは、日本からボウモア蒸留所への遥かな道のりをご紹介させていただきます。

まず、羽田空港・成田空港からイギリス・ロンドンのヒースロー空港へは、直行便で約12時間かかります。

その後、ロンドンからグラスゴーへ、そしてアイラ島へ、飛行機を約2時間乗り継ぎます。

現地の雰囲気や風景を楽しみたい場合は、グラスゴーからケナクレイグまでバスで約3時間かけて行き、そこからフェリーに乗りさらに2時間を要します。

飛行機、フェリーどちらにしても天候により欠航が頻繁におきるため、時間には余裕をもって移動することをおすすめいたします。

苦労して行くからこそ、そこにはウイスキー好きにはかけがえのない魅力的な経験ができるでしょう。

ボウモアの製造方法

ボウモアの製法には、大きく5つのステップが必要となります。
その製造工程は、数々の技法が用いられる伝統的な製法となっており、その手間からも人気の秘密がわかるのではないでしょうか。

STEP1.精麦

ウイスキーの原料は大麦となりますが、その大麦から麦芽を作成する過程が「精麦」になります。

精麦で最初に重要となるのが、「仕込み水」になります。
「仕込み水」は、ラガン川という蒸留所近くを流れる、ピートを少し醸し出した軟水を使用しています。

ボウモア蒸留所では、フロアモルティングという、昔ながらの製法を未だに採用しており、床の上で大麦を水に浸し発芽させる、という伝統的な手法になります。
フロアモルティングは、定期的モルトマンと呼ばれる技師が木製シャベルで混ぜながら、よく空気に触れさせる技法で、とても非効率で手間のかかる製法になります。

STEP2.乾燥

発芽した大麦を、キルンと呼ばれる乾燥装置に移し、そのキルンの下の窯でピート(泥炭)を焚き、熱風乾燥させます。

そのピートの熱煙で乾燥することで、麦芽の成長を止め、アイラ特有のピート香が麦芽に香りづくようになります。

STEP3.発酵

乾燥が終わると、麦芽は細かく粉砕され、お湯に浸されます。これにより、でんぷん質を糖分に変える、糖化を行います。糖化には、先述したラガン川の軟水を利用し、ピート香のほのかについた麦汁が作り出されます。

作り出された麦は、木桶の発酵槽へ移され、酵母が加えられます。そこから温度管理を丁寧に行い、約50時間近くかけて発行を行い、もろみ(ウォッシュ)と成長します。この時のアルコール分は約7~8%と言われています。

STEP4.蒸留

もろみ(ウォッシュ)は、ストレートヘッド型と呼ばれる形状の銅製蒸留器(ポットスチル)で蒸留されます。

ボウモア蒸留所では、初溜2基、再溜2基の計4基で丁寧に蒸留が行われます。ここでアルコール分は約69%になると言われ、原酒(ニューメイク)が出来上がります。

STEP5.熟成

出来上がった原酒(ニューメイク)は、もっとも大切な熟成工程に入ります。

出来上がった原酒は、オーク樽に詰められ、海抜ゼロメートルに位置する、海の香りする貯蔵庫で10年、20年それ以上と熟成されていきます。この第1貯蔵庫は、スコッチウイスキー蒸留所でも最も古い歴史があると言われています。

樽の種類は2種類あり、ホワイトオークのバーボン樽と、スパニッシュオークのシェリー樽です。これを、バーボン樽70%、シェリー樽30%の比率で掛け合わせていきます。この比率が、蜜のような甘い香りの理由とも言われています。

1994年にサントリーグループ傘下となってから、日本の樽管理技術を取り入れ、業界でもとても高い評価を受けてきました。特に、原酒全てを貯蔵するのではなく、質の高い香りをまとった箇所のみを樽に詰めて熟成をさせていきます。

以上、ボウモアの製法は伝統的な手法を利用し手間暇かけることで、とても飲みやすい人気の香りと味を作り出していることが分かりました。長い年月が出せる奥深い味を楽しんで頂ければと思います。

サントリー公式情報

サントリー社が公式で発表している、テイスティングノートになります。
アイラウイスキーは飲み慣れるまで味の違いと感じるのはとても難しいですが、ぜひこのような情報も参考にしてみてください。

公式テイスティングノート

【色】琥珀色
【香り】スモーキー・レモン・蜂蜜
【味】スモーキー・ダークチョコレートを思わせる温かみのあるコク
【フィニッシュ】長くて繊細
【タイプ】ミディアム

https://www.suntory.co.jp/whisky/bowmore/products/

製品情報(ボウモア12年)

【商品名】 ボウモア 12年
【定価】 4,400円(税込4,840円)
【容量】 700ml
【アルコール度数】 40.0%

https://ieno-bar.suntory.co.jp/shopdetail/000000000803/

おすすめの飲み方

さて、ここまではボウモア12年の歴史や製法など少し硬い情報でしたら、大切なのはその味ですよね。

ボウモアは、アイラモルトウイスキーの中でも、アイラ初心者向けとしてとても適していると思います。
アイラモルトウイスキーの中にも、ラフロイグ、ラガブーリンなど癖のより強い銘柄も多い中、このボウモア特に12年は爽やかな味わいで、女性でも飲みやすく、アイラモルトウイスキーの最初の1本にはとても良いかと思います。

初心者向けの飲み方:ハイボール

  • 【グラス】 コリンズグラス
  • 【割り方】 ボウモア 3:ソーダ 7
  • 【アイス】 キューブアイス(大きめの四角い氷)
  • 【注意点】 炭酸は氷に当てずに注ぎ、氷を上下に1回持ち上げるだけでも十分混ざります

ハイボールは、みなさんもご存知かと思いますが、ソーダ割りのことを意味します。その際に、できればレモンやライムなどは絞らずに、ソーダだけの純粋なハイボールを楽しんで頂ければと思います。

レモンやライムなどがあると、ボウモア本来の香りや爽やかさが際立たなくなってしまう可能性があります。

少し風味を付けたい場合は、レモンピール(レモンの皮を遠くから絞り香りだけつける方法)がおすすめです。

グラスのご紹介

王道の飲み方:ストレート

  • 【グラス】 ストレートグラス(フレグランスグラス)
  • 【割り方】 ボウモア 30ml
  • 【アイス】 なし(常温で飲みましょう)
  • 【注意点】 グラスを円を描くように回し、ウイスキーがグラスの縁に広がると香りが引き立ちます

アイラモルトウイスキーを飲むなら、必ず試してもらいたいのは、やっぱり「ストレート」ですね。

ストレートの場合は、グラスの種類が味や香りの拡がりに大きく影響を及ぼしますので、グラスが薄いもの、厚いもの、底が広いもの、口が小さいもの大きいもの、などご自身の好みにあったグラスをぜひ探してみてください。

グラスのご紹介

飲みやすく味も感じられる:トワイスアップ

  • 【グラス】 ストレートグラス(フレグランスグラス)
  • 【割り方】 ボウモア 20ml:ミネラルウォーター 20ml
  • 【アイス】 なし(常温で飲みましょう)
  • 【注意点】 少量のボウモアとミネラルウォーターを同量ストレートグラスに入れましょう

ウイスキー好きの中でもとても有名な飲み方ですが、Barなどにあまり行かない方は、意外と知らない方も多いかもしれません。

また、トワイスアップにも慣れてきたら、最初からウイスキーとミネラルウォーターを1:1にするのではなく、最初にウイスキーを入れておき、そこに少しずつミネラルウォーターを加え、味や香りが柔らかくなるのを楽しんでみてください。(ドロップと言います)

ボウモアなどのアイラウイスキーは、1滴ミネラルウォーターを加えるだけで、香りが変わるとも言われています。

グラスのご紹介

ボウモアの銘柄バリエーション

バリエーション一覧

ボウモア12年

  • 色:琥珀色
  • 香り:スモーキー・レモン・蜂蜜
  • 味:スモーキー・ダークチョコレートを思わせる温かみのあるコク
  • フィニッシュ:長くて繊細
  • タイプ:ミディアム

ボウモア15年

  • 香り:ダークチョコレート・レーズン・スモーキー
  • 味:ウッディネス・蜂蜜・甘い
  • フィニッシュ:力強く温かい・かすかなシェリー
  • タイプ:フルボディ

ボウモア18年

  • 色:マホガニー色
  • 香り:クリーミーなトフィー・完熟フルーツ・スモーキー
  • 味:軽やかなスモーキー・フルーツ・チョコレート・柔らかな甘み
  • フィニッシュ:長くバランスがよい

ボウモア30年 シングルカスク

1989年から30年、バーボン樽で熟成したカスクストレングス。

ボウモアらしい潮の香りを残しつつ、ピートのスモーキーさはむしろ穏やか。ボウモアには珍しい一面を感じられる逸品。

ボウモア30年 セラミックドラゴン

1990年代から2000年代初頭に流通したボウモアのハイグレードラインナップ。ボウモア蒸留所の近海に潜むという伝説の海竜が描かれた通称「ドラゴン」。

香りは、ウッディなアロマ、ナッツ、ふくよかなピートフレーバー。レーズン、塩キャラメル、ナッツ、トロピカルフルーツ。

味わいは、しっかりしたフルボディ、ウッディ、ナッツ、上品なピートフレーバー。

徐々にトロピカルフルーツが広がる。これぞ高貴なアイラの女王!

リアルな口コミレビューをご紹介!

ピート香が素晴らしい!
外ではブレンデッドのスコッチウイスキーや、国産のウイスキーばかりを飲んでいましたが、自宅で飲めるように少し割安なボウモア12年を購入してみました。
アイラモルトウイスキーはこれまであまり飲んでいませんでしたが、改めて飲んでみるとアイラの虜になっている人が多いのも納得。
ピートの香りが最初は癖がありましたが、飲み慣れてくると癖になるように!ピート香の魅力にまんまとやられてしまいました。

味のバランスが女王にふさわしい!
ピートの香りが苦手だったけど、ボウモアはとても飲みやすくて好きです。
癖になって、毎月購入してしまっています。
開封した時の香りと、グラスに注いだ時の香りもまた変化があり、毎回とても楽しいです。
女性でも飲みやすいので、とてもおすすめです。

いつもと違ったウイスキーが飲みたい時に!
ジャパニーズウイスキーやバーボンウイスキーを普段飲んでいましたが、たまには気分を変えてアイラを飲んだら、ボウモア12年は思ったよりも軽くて飲みやすく、癖になりました!
ハイボールでも、ストレートでも、色々な楽しみ方があるのがとても気に入りました。

アイラの女王「ボウモア」を飲み終えたら、、、

アイラモルトウイスキーの中でも、最もメジャーで飲みやすい人気の銘柄と言っても過言ではない、ボウモア12年は、アイラモルトを初めての方にはとてもピッタリのウイスキーではないでしょうか?

価格も手頃で、口当たりや香りも初心者には飲みやすいため、人気の理由も頷けますね!

ボウモアに限らず、アイラモルトウイスキーはストレートが最も香りや口当たりを堪能できる飲み方です。少し慣れてきたら、ぜひストレートで飲み続けて頂ければ、きっとクセになること間違いないでしょう。

ボウモアでアイラモルトウイスキーのベースを知ったあとは、より後味の鋭いアイラモルトウイスキーにチャレンジしてみて下さい!

オススメ銘柄は、、、近日公開いたします!!




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