マッカランとは?代表的な14種類とおすすめの飲み方を紹介

マッカラン

スコッチウイスキーの中でも、とくに有名なものがマッカランです。「シングルモルトのロールスロイス」とも呼ばれています。

今回は、マッカランの歴史や代表的な14種類、おすすめの飲み方を紹介します。

マッカランとは

ウイスキー

マッカランとは、スコッチウイスキーの代表格とも呼べるウイスキーです。100年以上の長い歴史があり、多くの人から愛され続けています。

最高級品種の大麦やシェリー樽などさまざまな部分へのこだわりこそが、マッカランの品質を維持しているのでしょう。

ここでは、マッカランの歴史、特徴、製法について解説していきます。

マッカランの歴史

マッカランの蒸留所はスコットランドのスペイサイド地方にあり、1824年に蒸留ライセンスを取得しました。

この頃は非公認の密造酒が多かったため、政府公認のマッカランの蒸留所は名門とも言える存在になったのです。そして、家畜を運搬する牛追い達によって、イギリス中にマッカランのおいしさが広められたと言われています

その後、第一次、第二次世界大戦が勃発し、ウイスキー造りが困難になりました。

他の蒸留所は品質を下げて、製造するなどをして対処しましたが、マッカランは品質に一切の妥協を許さなかったのです。人材不足、原材料の不足、税金の引き上げなど、さまざまな制限が加わる中でも、長期的に安定した品質を維持することを一番に考え、生き残ってきました。

こういったマッカランのこだわりこそが、長年にわたり愛され続けている理由であると言えるでしょう。

マッカランの製法

マッカランの製法にはさまざまなこだわりがあり、大きく分けると、大麦麦芽とシェリー樽の2つ。

大麦麦芽

マッカランの原材料となる大麦麦芽は、最高級品種のみが使用されます。栽培から仕上がりまでを徹底的に管理し、品質を維持しているのです。麦芽を発酵させる酵母、イーストについても同様に強いこだわりを持っています。

シェリー樽

マッカランは樽へのこだわりがとても強いことで有名です。マッカランを熟成させる際に使われる樽は、ヨーロッパオークのシェリー樽ですが、木の伐採から酒入れまでに6年かかると言われています。木材の乾燥や加工などにも手間を惜しみません。

こういった細かい製法へのこだわりこそが、マッカランの味わいや色味を作り出しているのです。

マッカランの特徴

マッカランは、シェリー樽ならではの華やかな甘い香りが特徴的なウイスキーです。バニラを彷彿とさせる香りやフルーツのような口当たりも特徴の1つと言えるでしょう。

よく初心者にオススメのウイスキーとして紹介されていますが、まさにその通りです。とても飲みやすく、ウイスキー好きになること間違いありません。ただし、安くても700mlで7,000円前後、高くて150万円前後の高級品となっています。

歴史や製法へのこだわりを見ると、それだけのお金を出す価値のあるウイスキーでしょう。ウイスキー好きであれば、1度は飲んでいただきたいですね。

マッカランの代表的な14種類

マッカランにはいろいろな種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ここでは、マッカランの代表的な14種類の特徴について詳しく解説していきます。

マッカラン 12年

マッカラン12年

「マッカラン 12年」は、マッカランを代表する銘柄であり、クセが少なく誰でも飲みやすい味わいのウイスキーです。

マッカランこだわりの製法によるシェリー樽で12年間熟成されているため、シェリー樽ならではの華やかな香りとかすかなスパイスを感じられます。また、バニラやドライフルーツの甘みに加え、スパイシーなアロマを楽しむことができるでしょう。

マッカランの中では比較的安価ですから、とりあえず試してみたいという方やウイスキー初心者にもオススメの1本です。

マッカラン 18年

マッカラン18年

「マッカラン 18年」は、ドライオロロソというシェリー樽で18年以上熟成させて製造されたウイスキーです。

「マッカラン 12年」よりも複雑で濃厚、そしてバランスのとれた味わいを感じることができます。シェリー樽とドライフルーツのような香りに加え、野いちごのような爽やかさと黒胡椒の小なスパイシーさを楽しむことができるでしょう。

「マッカラン 12年」と比べるとかなり高級ですが、贅沢をしたいときには飲んでみたいウイスキーです。

マッカラン 25年

マッカラン25年

「マッカラン 25年」は、25年以上熟成された希少性の高いウイスキーです。

アロマやレーズンなどの凝縮された甘みを感じることができます。ダークシェリーのシロップ漬けやブラウンシュガーのような香りをはじめとし、上品な樽の余韻をじっくりと楽しむことができる至高の1本です。

かなり高級なウイスキーとなっており、1本12万~30万円で取引されています。お店で見かけるようなことがあれば、1度は飲んでみたいですね。

マッカラン 30年

マッカラン30年

「マッカラン 30年」は、30年以上熟成されたシェリー原酒同士をブレンドして作られた希少性の高いウイスキーです。

シェリー樽によって生み出された色味を感じ、ジャムやドライフルーツのような甘く、なめらかな口当たりを感じることができます。口に含んだ瞬間に感じられる華やかで力強い香りが最大の魅力です。

しかし、「マッカラン 30年」には、出会うことすら難しく、万が一出会えたとしても、18万~100万円で取引されており、非常に高級な1本となっています。

マッカラン ファインオーク10年

マッカラン ファインオーク 10年

「マッカラン ファインオーク 10年」は、ハイボールとの相性が非常によい種類のウイスキーです。

マッカランのシェリーオークシリーズとは違った複雑で贅沢な味わいを感じることができます。ハイボールで飲むことで口の中に甘みが広がり、シトラスのような爽やかな味わいとスモーク感を楽しむことができるでしょう。

贅沢で奥深いハイボールを味わいたいという方には、ぜひ試していただきたい1本となっています。値段も比較的安いので初心者の方にもオススメです。

マッカラン ファインオーク12年

マッカラン ファインオーク 12年

「マッカラン ファインオーク 12年」は、「マッカラン ファインオーク 10年」よりも、さらに濃厚でクセの強いウイスキーです。

オークの香りとハチミツやレーズンのようなアロマを感じることができます。爽やかで清涼感を味わうためにも、ハイボールやミストで飲むのがオススメです。

シェリーオークシリーズでは物足りないという方や力強いクセを感じたいという方にピッタリの1本となっています。

マッカラン ファインオーク25年

マッカラン ファインオーク 25年

「マッカラン ファインオーク 25年」は、25年という長期熟成によって生み出されたどっしりとした濃厚な味わいのウイスキーです。

ピーチやブラッドオレンジのような香りとココナッツミルクのような甘みを感じることができます。さらに樽の香りが余韻として長く残り続けるのです。1度飲むとやみつきになること間違いなしでしょう。

ウイスキー好きなら1度は飲んでみたいウイスキーです。

マッカラン ファインオーク 30年

マッカラン ファインオーク 30年

「マッカラン ファインオーク 30年」は、ファインオークシリーズで1番の高級品です。

バニラやフルーツのような甘く複雑な香りとナッツのようなクリーミーさを感じることができます。ハイボールで飲んでも、ストレートで飲んでも贅沢に味わうことができるでしょう。

希少価値が非常に高いため、コレクションとして飾ったり、プレゼントとして送ったりするのもオススメです。ただし、値段は60万円前後で、非常に高級なウイスキーとなっています。

マッカラン ダブルカスク 12年

マッカラン ダブルカスク 12年

「マッカラン ダブルカスク 12年」は、2017年に発売された比較的新しい種類のウイスキーです。

ダブルカスクという名前にあるように2種類のシェリー樽原酒を組み合わせて製造されています。マッカランならではのダークチョコやハチミツの甘さを生み出す原酒とバニラのような甘さとフルーツの香り、ジンジャーなどのスパイシーさを感じさせる原酒の相性は抜群です。

マッカランの中では比較的安価に手に入れることができます。次世代マッカランとも呼ばれるダブルカスクをぜひ飲んでみてください。

マッカラン トリプルカスク 12年

マッカラン トリプルカスク 12年

「マッカラン トリプルカスク 12年」は、2019年に数量限定で発売されたウイスキーです。

トリプルカスクという名前にあるように2種類のシェリー樽とバーボン樽原酒を組み合わせて製造されています。バニラやレモンの香りとスパイシーさを感じることができ、トリプルカスクならではの樽の余韻を楽しむことができるでしょう。

限定ものに興味があるという方にはとてもオススメな1本です。

マッカラン トリプルカスク 18年

マッカラン トリプルカスク 18年

「マッカラン トリプルカスク 18年」は、2018年に「マッカラン 18年」が名前と見た目を改変して発売されたウイスキーです。

レーズンやココナッツ、柑橘系の香りと甘みを感じることができます。口当たりも非常にまろやかで、オレンジやバニラの風味、ナツメグやシナモンのスパイシーさを楽しむことができるでしょう。

マッカラン テラ

マッカラン テラ

「マッカラン テラ」は、2018年に発売された免税店市場限定のウイスキーです。

マッカランならではのシェリー感は少なくなっており、ブドウや花の蜜を彷彿とさせる爽やかな味わいを楽しむことができます。また、バニラやドライフルーツのような甘さとジンジャーのスパイシーさを感じることができるでしょう。

まろやかな飲み口となっており、非常にバランスの取れた1本です。

マッカラン レアカスク

マッカラン レアカスク

「マッカラン レアカスク」は、上質な16種類の原酒を使用して製造されたウイスキーです。

16種類の中には、30年以上も長期熟成された原酒も含まれており、深い味わいを楽しむことができるでしょう。チョコレートやレーズンのような香りもたまりません。

長期熟成されたウイスキーを飲みたいけど、高すぎて手が出ないという方にオススメです。

マッカラン レアカスクブラック

マッカラン レアカスクブラック

「マッカラン レアカスクブラック」は、「マッカラン レアカスク」の上位互換的な位置づけのウイスキーです。

上品なシェリー感とドライフルーツやカカオの香りを感じることができます。また、口当たりはまろやかでチョコレートや黒蜜のような甘みを楽しむことができるでしょう。長い余韻は上品な甘みとほろ苦さを感じさせます。

樽によって味が変化するので何度でも飲みたい1本です。

マッカランおすすめの飲み方

マッカランは種類が豊富にあり、それぞれに特徴があります。

そんな中、マッカランと相性のよい飲み方や自分の好きな飲み方を見つけられると、より楽しむことができるでしょう。

では、マッカランのおすすめの飲み方を紹介していきます。

ストレート

ストレート

マッカランの本来の味わいや香りを楽しみたいという方は、ストレートで飲むことをオススメします。

熟成年数の高いものを飲む場合には、なおさらです。こだわり抜かれた製法によって生み出された、上品な甘みと香りを存分に味わえます。

ストレートで飲む時にはチェイサーを用意しましょう。

トワイスアップ

トワイスアップ

マッカランの香りを存分に味わいたいという方は、トワイスアップで飲むことをオススメします。

口が狭くなっているグラスで飲むと、よりいっそう香りを感じることができます。ウイスキーと水が常温であることもポイントです。

作り方
  1. グラスにウイスキーを適量注ぎます。
  2. ウイスキーと同量のミネラルウォーター(常温)を注ぎます。
  3. 完成。

ハイボール

ハイボール

マッカランをさっぱりと爽快に味わいたいという方は、ハイボールで飲むことをオススメします。

ウイスキーをあまり飲んだことのない方でも、しっかりとマッカランの味を堪能できます。アルコールが強く、クセのある種類と相性のよい飲み方です。

作り方
  1. グラスいっぱいに氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーでしっかり混ぜ、ウイスキーを冷やします。
  4. ソーダを氷にあてないよう注ぎます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
  5. マドラーをタテに1回混ぜます。
  6. 完成。

まとめ

マッカランにはいくつかシリーズがあり、それぞれに違った特徴があります。そのため、いろいろな種類のマッカランを飲み比べてみるといった楽しみ方もできます。

マッカランは全体的に高級品が多いので、贅沢な時間を過ごしたいという時に飲むといいでしょう。




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