ジョニーウォーカーは、世界のウイスキーの中で最も人気があると言われており、200ヶ国以上で多くの人に飲まれています。ウイスキー好きなら、1度は飲んでみたいウイスキーですよね。
今回は、ジョニーウォーカーの種類とそれぞれの味わい、おすすめの飲み方を紹介します。また、歴史や製法などを解説します。
ジョニーウォーカーの種類
ジョニーウォーカーの種類を紹介します。種類ごとに味わいが異なるので、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。※ここでは終売品も含めて紹介しています。
ジョニーウォーカーの種類一覧
商品 | 種類 | アルコール 度数 | 容量 | 価格帯 | |
---|---|---|---|---|---|
![]() | ジョニーウォーカー レッドラベル | ブレンデッド | 40% | 700ml | 約1,500円 |
![]() | ジョニーウォーカー ブラックラベル12年 | ブレンデッド | 40% | 700ml | 約2,500円 |
![]() | ジョニーウォーカー ダブルブラック | ブレンデッド | 40% | 700ml | 約2,500円 |
![]() | ジョニーウォーカー ブルーラベル | ブレンデッド | 40% | 750ml | 約15,000円 |
![]() | ジョニーウォーカー グリーンラベル15年 | ブレンデッド | 43% | 700ml | 約4,000円 |
![]() | ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ | ブレンデッド | 40% | 700ml | 約4,000円 |
![]() | ジョニーウォーカー 18年 | ブレンデッド | 40% | 700ml | 約8,000円 |
![]() | ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年 | ブレンデッド | 41.3% | 700ml | - |
![]() | ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド | ブレンデッド | 40% | 700ml | - |
ジョニーウォーカー レッドラベル

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約1,500円 |
「ジョニーウォーカー レッドラベル」は、ジョニーウォーカーの中で、最も定番といえるウイスキーです。
スカイ島のタリスカーをキーモルトとし、40種類以上の原酒をブレンドして造られています。熟成年数の若いものを使っていることもあり、アルコール感がやや強いです。
ただ、バランスのよさと贅沢な味わいは、値段以上の価値があるといえるでしょう。スーパーや酒屋で気軽に手に入れられるので、初心者にもオススメのウイスキーです。
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,500円 |
「ジョニーウォーカー ブラックラベル12年」は、熟成年数が12年以上の原酒のみをブレンドして作られたウイスキーです。
カーデュ、タリスカー、ラガヴーリンなどがキーモルトとされています。
熟成年数が長いこともあり、アルコール感やクセが少なく、非常に飲みやすいです。そのため、ウイスキーが苦手な方でも楽しむことができるでしょう。
ジョニーウォーカー ダブルブラック

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,500円 |
「ジョニーウォーカー ダブルブラック」は、ブラックラベルの上位互換のウイスキーであるといえるでしょう。ブラックラベルよりも、スモーキーでクセが強くなっていますが、キャラメルのような甘みを感じられます。
初心者というよりは、クセの少ないウイスキーに飽きてきた方にオススメのウイスキーです。
ジョニーウォーカー ブルーラベル

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 750ml |
価格帯 | 約15,000円 |
「ジョニーウォーカー ブルーラベル」は、ジョニーウォーカーの中でも、高級品であり、希少性が高いウイスキーです。
1万樽に1樽と言われる希少な原酒のみをブレンドして作られ、ボトルにはシリアルナンバーが刻まれています。また、熟成されたリンゴや柑橘系の香りと軽めのスモーク感が見事に合わさった、バランスのよい味わいです。
ウイスキー好きへのプレゼントには、最適であるといえるでしょう。
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 43% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約4,000円 |
「ジョニーウォーカー グリーンラベル15年」は、モルト原酒のみをブレンドしたブレンデッドモルトとなっています。さらに、15年以上熟成したものだけをブレンドして生み出した、贅沢で個性的な味わいが特徴的です。
タリスカー、カリラ、リンクウッド、クラガンモアをキーモルトとしています。草のような香りと爽やかさは、グリーンラベルにふさわしいといえるでしょう。スッキリとした上品な甘みとスモーク感も魅力的なウイスキーです。
グリーンラベルは、他の飲みやすいラベルと比較すると、やや個性が強くなっています。そのため、ウイスキーを飲み慣れた方にオススメです。
ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約4,000円 |
「ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ」は、マスターブレンダーが、状態のよい原酒15種類を厳選し、ブレンドしてつくられたウイスキーです。
北ハイランドのクライヌリッシュをキーモルトとしています。クセが少なく、洋梨のようなフルーティさとハチミツのような甘みが特徴的です。
ちょっとした贅沢やプレゼントに最適な1本であるといえるでしょう。
ジョニーウォーカー 18年

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約8,000円 |
「ジョニーウォーカー 18年」は、2018年に販売終了となった「ジョニーウォーカー プラチナムラベル」が名前を変えてリニューアルされたウイスキーです。
およそ800万樽から厳選された熟成年数18年以上の原酒をブレンドしてつくられているため、アルコール感が薄く、非常に飲みやすくなっています。飲みやすさはありつつも、ジョニーウォーカーならではのスモーキーさを感じることができるのも魅力でしょう。
また、バニラのような甘みとナッツの風味に加え、リンゴのような爽やかさを味わうことができます。
ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年

原産国 | イギリス |
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種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 41.3% |
容量 | 700ml |
価格帯 | - |
「ジョニーウォーカー トリプルグレーン アメリカンオーク10年」は、ジョニーウォーカーの新シリーズ「ブレンダーズ・バッチ」の商品の1つとなっています。
ブレンダーズ・バッチとは、12名のブレンダーが固定観念にとらわれず、独自の経験や個性によるブレンドを形にした商品をラインナップしたものです。
スペイサイド地方のカーデュとモートラックをキーモルトとしています。
また、バニラのような甘みと青リンゴのような爽やかさが特徴的で、スモーキー感のある余韻を感じることができるでしょう。
ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド

原産国 | イギリス |
---|---|
種類 | ブレンデッド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | - |
「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」もジョニーウォーカーの新シリーズ「ブレンダーズ・バッチ」の商品の1つです。
ハイランドのローズアイルをキーモルトとしています。また、ブドウの味わいが特徴的で、生クリームやミルクチョコレートの風味を感じることができます。カカオのような余韻も魅力的なウイスキーです。
ジョニーウォーカーおすすめの飲み方
ジョニーウォーカーは、ラベルごとに大きく味わいが変わるため、それぞれに合った飲み方を見つけていくことをオススメします。
ストレート

ジョニーウォーカーの深い香りと余韻を楽しみたいという方は、ストレートで飲むことをオススメします。特に熟成年数の長いブラックラベルやグリーンラベルなどは、そのままの味わいを楽しむのがよいです。
ストレートで飲む時には、チェイサーを用意し、一口ごとに口の中をリセットさせるようにしましょう。
ロック

冷えたジョニーウォーカーを楽しみたい方は、ロックがオススメです。
冷えたグラスに大きめの氷をいれ、ジョニーウォーカーを注ぎます。すると、氷が少しずつとけていき、香りや味わいの変化を感じることができるでしょう。
ロックで飲む時にも、ミネラルウォーターなどのチェイサーを用意するとよいですね。
トワイスアップ

ウイスキーと水を1:1で注ぐトワイスアップは、アルコール感を薄めて飲みたいという方にオススメです。
水で割ることにより、ジョニーウォーカーの新しい香りを引き出すことができます。その香りを楽しむためにも、常温のウイスキーと水を用意しましょう。
ハイボール

冷えたグラスにウイスキーと炭酸を4:1で割るハイボールは、爽快感を楽しみたい方にオススメです。
炭酸水で割ることにより、ジョニーウォーカー特有のクセやスモーキーさが薄くなります。また、クセのあるウイスキーほど香りや爽やかさが強くなり、深く味わうことができるのです。
レッドラベルなどは、クセが強くて苦手だという方も、ハイボールにすることで楽しめるようになるのではないでしょうか。
ジョニーウォーカーについて

ジョニーウォーカーは、1年間で2億本以上が出荷される、世界的にも人気なスコッチウイスキーです。
「ジョニ赤」「ジョニ黒」という言葉を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?ここでは、そんなジョニーウォーカーの歴史や特徴について解説していきます。
ジョニーウォーカーの歴史
「ジョニーウォーカー」が生まれたきっかけは、ジョンウォーカーという人物が1820年に立ち上げたスコットランドの食料雑貨店にあります。
この食料雑貨店では、1825年以降からウイスキーの発売を開始しました。そして、1865年までの間に「ヴァッテッドモルト」、「オールハイランド」を製造したのです。
この時に製造された「オールハイランド」が、「ジョニーウォーカー」と改名され、現在に至ります。
ジョニーウォーカーの特徴
ジョニーウォーカーの特徴は、製造方法にあります。およそ40~50種類のモルト原酒をヴァッティングした後に、グレーン原酒とブレンドして製造されるのです。
モルト原酒同士を合わせること
また、ここで使われる原酒は、700万樽ほどを蒸留所から買い取り保管しており、それぞれの樽ごとに熟成度が管理されています。
このように、ジョニーウォーカーの香り豊かな味わいと高い品質は、たくさんの原酒をブレンドすることで守られています。
ジョニーウォーカーのボトルデザイン
ジョニーウォーカーのボトルデザインは、24度に傾いたラベルが特徴的です。お店に並んでいても、一目でジョニーウォーカーだと分かります。
また、ラベルの色で製造方法や熟成年数を種類分けしています。ラベルの色は、ブルー、レッド、ブラックなど、さまざまです。
このようにジョニーウォーカーは、実用的でオシャレなボトルデザインとなっています。
まとめ
ジョニーウォーカーは、ラベルごとに味や香りが大きく変化します。
それぞれに合った飲み方を模索し、自分の好みを発見できると、ジョニーウォーカーをより一層楽しむことができるのではないでしょうか。
まだ飲んだことのない方は、ぜひ試してみてください。
香味の鍵となるモルト原酒のこと