アメリカケンタッキー州で生まれたバーボンウイスキー「ジムビーム」。
1795年に設立され、7世代に渡って造られているジムビームは、世界120ヶ国以上で愛されています。
今回は、ジムビームの種類とおすすめの飲み方、さらに歴史や製法などの基礎知識について解説します。
ジムビームの種類
ここでは販売中のボトルに加え、終売となっているジムビームを紹介していきます。
ジムビームの種類一覧
商品 | 種類 | アルコール 度数 | 容量 | 価格帯 | |
---|---|---|---|---|---|
![]() | ジムビーム ホワイト | バーボン | 40% | 700ml | 約1,500円 |
![]() | ジムビーム ライ | ライウイスキー | 40% | 700ml | 約1,500円 |
![]() | ジムビーム ダブルオーク | バーボン | 43% | 700ml | 約2,500円 |
![]() | ジムビーム デビルズカット | バーボン | 45% | 700ml | 約2,000円 |
![]() | ジムビーム ブラック | バーボン | 40% | 700ml | 約2,500円 |
![]() | ジムビーム シングルバレル | バーボン | 47.5% | 750ml | 約3,500円 |
![]() | ジムビーム ライワン | ライウイスキー | 46% | 750ml | 4,000円~ |
![]() | ジムビーム アップル | リキュール | 35% | 700ml | 約1,500円 |
![]() | ジムビーム ハニー | リキュール | 35% | 700ml | 約2,000円 |
ジムビーム ホワイト

原産国 | アメリカ |
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種類 | バーボン |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約1,500円 |
「ジムビーム ホワイト」は、白いラベルが特徴的なジムビームのレギュラーボトルです。
スーパーやコンビニでも購入できるため、私たちの生活に最も近いジムビームとも言えるでしょう。
手軽に購入できるものの、その味わいは絶品です。ピーチやバニラを彷彿とさせるフルーティなアロマやまろやかな口当たりはたまりません。
初心者の方は、ハイボールや水割りなどの飲み方を選ぶことをオススメします。
ジムビーム ライ

原産国 | アメリカ |
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種類 | ライウイスキー |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約1,500円 |
「ジムビーム ライ」は、ライ麦を主原料に使用して製造されたジムビームです。そのため、トウモロコシを主原料とする他のジムビームよりも、甘さが抑えられ、ドライな味わいとなっています。
原料となっているライ麦の香りと黒胡椒のようなスパイシーな香りを楽しめるのは、「ジムビーム ライ」だけです。
バーボン特有の甘さが苦手だという方は、ぜひ1度試してみてください。
ジムビーム ダブルオーク

原産国 | アメリカ |
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種類 | バーボン |
アルコール度数 | 43% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,500円 |
「ジムビーム ダブルオーク」は、2種類の樽を使用し、2度熟成させて製造されたジムビームです。バーボン樽で4年間熟成させた原酒をアメリカンオークの新しい樽に移し替えて、さらに半年ほど熟成させます。
こうして作られた「ジムビーム ダブルオーク」は、オークの香ばしい香りとキャラメルやバニラのようなアロマを感じさせてくれます。
バーボンらしさとリッチな味わいを楽しめる1本です。「ジムビーム ダブルオーク」は、ストレートで本来の味を楽しんでみてください。
ジムビーム デビルズカット

原産国 | アメリカ |
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種類 | バーボン |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,000円 |
「ジムビーム デビルズカット」は、熟成の際に樽にしみこんで取り出せなくなったウイスキーを、6年の原酒にブレンドして作られたジムビームです。
バーボン特有の香りをより強く感じられるため、クセの強いバーボンが好きな方にとっては、これ以上ないジムビームだと言えるでしょう。
ハイボールや炭酸割りで飲むと爽快に味わうことができます。
ジムビーム ブラック

原産国 | アメリカ |
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種類 | バーボン |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,500円 |
「ジムビーム ブラック」は、オーク樽で6年間熟成させてつくられたジムビームです。長期熟成により、アルコールの刺激が抑えられており、ストレートでも飲みやすくなっています。
チョコレートのような香りとメロンやバニラのような味わいが特徴的です。
どんな飲み方でも楽しめるオールラウンダーなジムビームとなっています。1度飲むともう1度飲みたくなる、そんな1本です。
ジムビーム シングルバレル

原産国 | アメリカ |
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種類 | バーボン |
アルコール度数 | 47.5% |
容量 | 750ml |
価格帯 | 約3,500円 |
「ジムビーム シングルバレル」は、ジムビーム全体の1%ほどしか生産されないことから、極めて希少性の高いジムビームであると言えるでしょう。
高品質な原酒を手作業で選別し、単一樽で作られています。
重みのある口当たりと深いバニラの甘みを感じられ、贅沢な時間を楽しめます。また、アルコール度数が47.5%と高くなっているため、ジムビームをじっくりと味わいたい方には、もってこいの1本です。
ジムビーム ライワン

原産国 | アメリカ |
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種類 | ライウイスキー |
アルコール度数 | 46% |
容量 | 750ml |
価格帯 | 4,000円~ |
「ジムビーム ライワン」は、ひとことで言うと「ジムビーム ライ」のワンランク上のジムビームです。
「ジムビーム ライ」よりもやわらかい口当たりとなっており、ライ麦の香りをダイレクトに感じることができます。また、甘みを抑えたスパイシーな香りと深いオークの余韻も楽しむことができるでしょう。
ただ、あまり市場に残っていないため、見つけるのは難しい1本です。
ジムビーム アップル

原産国 | アメリカ |
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種類 | リキュール |
アルコール度数 | 35% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約1,500円 |
「ジムビーム アップル」は、バーボンと青リンゴが絶妙にマッチしたフルーティなジムビームです。
フルーティで爽やかな味わいとバニラの甘みを感じられます。アルコール感は、甘みで抑えられているため、初心者にもオススメな1本です。
ハイボールで飲むと、「ジムビーム アップル」ならではのスッキリとした味わいをより楽しめるでしょう。
ジムビーム ハニー

原産国 | アメリカ |
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種類 | リキュール |
アルコール度数 | 35% |
容量 | 700ml |
価格帯 | 約2,000円 |
「ジムビーム ハニー」は、バーボンとはちみつがうまく合わさったバランスのよいジムビームです。
はちみつのほどよい甘さを感じることができ、初心者でも飲みやすい口当たりに仕上がっています。また、バーボン特有のバニラやキャラメルの香りも感じられます。
1度は試していただきたいジムビームです。
ジムビームおすすめの飲み方
ここでは、ジムビームのおすすめの飲み方を紹介していきます。
あなたに合った飲み方を探してみてください。
ストレート

バーボンの本来の香りや味わいを楽しみたい方は、ストレートで飲むことをオススメします。また、ジムビームをはじめて飲む方にも、ぜひ1度は試していただきたい飲み方です。
ジムビームの甘みや香ばしさ、バニラやキャラメルのような香りをそのまま感じましょう。種類によって、それぞれの特徴を楽しめるはずです。
ロック

1杯でいろいろな味を楽しみたいという方は、ロックで飲むことをオススメします。
グラスに入れた氷が溶けるたびにジムビームの味や香りが変化します。ただし、氷が溶けすぎると、本来の味や香りが薄くなるので注意が必要です。
トワイスアップ

ジムビームの飲み口のまろやかさや香ばしさを堪能したい方は、トワイスアップがオススメです。
常温の水で割ることにより、バーボンウイスキーの本来の香りが引き立ちます。香りの強い種類のジムビームを飲む時には、ぜひ試していただきたい飲み方です。
- グラスにウイスキーを適量注ぎます。
- ウイスキーと同量のミネラルウォーター(常温)を注ぎます。
- 完成。
ハイボール

炭酸水の爽快さと喉越しを感じたい方は、ハイボールがオススメです。
どの種類のジムビームでも、おいしく飲むことができるため、初心者にもオススメであるといえるでしょう。また、苦手な種類であっても、飲み進めてしまうに違いありません。
- グラスいっぱいに氷を入れます。
- ウイスキーを適量注ぎます。
- マドラーでしっかり混ぜ、ウイスキーを冷やします。
- ソーダを氷にあてないよう注ぎます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
- マドラーをタテに1回混ぜます。
- 完成。
オレンジ割り

ジムビームをカクテルのように味わいたいという方は、オレンジ割りがオススメです。
ジムビームと柑橘系の酸味は、非常に相性がよく、スッキリとした味わいを楽しめます。アルコールが苦手だという方でも、おいしく飲めるでしょう。ただし、飲みすぎには注意してください。
- グラスいっぱいに氷を入れます。
- ウイスキーとオレンジジュースを好みの割合で入れます。
- マドラーでしっかり混ぜます。
- 完成。
ジムビームについて

ジムビームは、テレビのCMでもよく見かけるウイスキーの1つです。ローラさんが出演しているので知っているという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんなジムビームの歴史や製法について解説します。
ジムビームの歴史
ドイツに住んでいたジェイコム・ビームが、ケンタッキー州でウイスキー造りをはじめたこと。それがジムビーム誕生のきっかけです。
その後、3代目のデイヴィッド・M・ビームが、「オールドタブ」というバーボンウイスキーを発売し、大ヒットします。
そして、4代目のジェイムズ・ベーカー・ビームの時に、ジムビームが誕生しました。ジムビームという名前は、4代目のジェイムズから取ってつけられたと言われています。
2014年にサントリーホールディングスから、総額160億ドルで買収されてしまいましたが、今も変わらないおいしさで多くの人から愛され続けているバーボンウイスキーです。
ジムビームの特徴
ジムビームは、世界的にも有名なバーボンウイスキーで、原料のトウモロコシの甘みや香ばしさが特徴的です。また、バーボンならではのバニラのような甘みとアロマのバランスも、魅力の1つといえるでしょう。
まろやかな飲み口とさっぱりとした味わいは、初心者から上級者まで、幅広く人気を得ています。これだけ魅力的なジムビームですが、価格も高くないため、日常的に飲めるウイスキーです。
ジムビームの製法
ジムビームは、高品質の「デントコーン」というトウモロコシと「ライムストーンウォーター」という良質な湧き水を仕込み水に使用しています。
大粒のデントコーンが、バランスのよい飲み口を実現し、ライムストーンウォーターに豊富に含まれたカルシウムが、ジムビームのうまみを引き出してくれるのです。
もうひとつ、ジムビームの製法でかかせないものが、「ジャグ・イースト」と呼ばれる酵母。
ジムビームのシリーズすべてにこの酵母が使用されています。長年にわたり、高品質を保ち続けているのは、この酵母の力といっても過言ではないでしょう。
そして、蒸留した原酒をオーク樽に詰め、熟成させるのです。
まとめ
ジムビームは、種類ごとに違った魅力があり、相性のよい飲み方も異なります。初心者の方は、幅広く試してみて、自分に合った種類のジムビームや飲み方を探してみてください。
※ロックを飲むときは、チェイサーを用意しましょう。