ジャパニーズウイスキーおすすめ銘柄15選!特徴や選び方を解説

ジャパニーズウイスキー

国際的な酒類品評会で数々の賞を受賞しているジャパニーズウイスキーは、世界中のウイスキー愛好家から注目されています。

スーパーには、色々なジャパニーズウイスキーが置いてあり、初心者の方はどのウイスキーを購入すれば良いか迷いますよね。

そこで今回は、初心者におすすめのジャパニーズウイスキーをピックアップしました。さらに、選ぶときのポイントや基礎知識と解説します。

ジャパニーズウイスキーを選ぶときのポイント4つ

ジャパニーズウイスキーを選ぶときの目安となるポイントを紹介します。

ウイスキーの種類で選ぶ

ジャパニーズウイスキーは、「シングルモルト」「シングルグレーン」「ブレンデッド」「ブレンデッドモルト」の4種類に分けられます。

それぞれの特徴を解説します。

シングルモルトウイスキー

シングルモルトウイスキーは、単一の蒸留所で造られたモルトウイスキーを瓶詰したウイスキーです。モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料にして造られるウイスキーです。

ウイスキーの香りや味は、蒸留所の土地や気候、水などにも影響を受けます。そのため他の蒸留所のモルトウイスキーと混ぜないシングルモルトは、その蒸留所の個性を味わうことができます。

シングルグレーンウイスキー

シングルグレーンウイスキーは、単一の蒸留所で造られたグレーンウイスキーを瓶詰したウイスキーです。グレーンウイスキーとは、トウモロコシや小麦などの穀物を主原料とするウイスキーです。

ブレンドを目的として造られるので、商品としての販売はほとんどありません。

脇役のような存在ですが、クセが少なくて飲みやすいウイスキーが好きな人にはおすすめです。

ブレンデッドウイスキー

ブレンデッドウイスキーは、個性豊かなモルトウイスキーとなめらかなグレーンウイスキーを組み合わせてブレンドしたウイスキーです。国産ウイスキーのほとんどの銘柄はブレンデッドウイスキーです。

ウイスキー初心者の方や、飲みやすく口当たりの良いウイスキーが好きな人におすすめです。

ブレンデッドモルトウイスキー

ブレンデッドモルトウイスキーは、性質の違う複数の蒸溜所で造られたモルトウイスキーを混ぜ合わせたウイスキーです。

日本では、ピュアモルトと表現されることが多いです。

複数の蒸溜所のモルトウイスキーを合わせているため、より複雑な味わいを楽しめます。

予算・用途に合わせた価格帯で選ぶ

ウイスキーは、スーパーやコンビニで購入できる数千円のものから、何万円とする高級なものまであります。

種類の多いウイスキーは、どの価格帯のものを選べばよいか迷いますよね。

そんなときは、予算や用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。たとえば、毎晩の晩酌で気兼ねなく飲みたいなら1,500円から3,000円程度。贈答品やプレゼントなら3,000円以上。

このように予算や用途に合わせた価格帯で選ぶのも一つの手です。

飲み方で選ぶ

ウイスキーは、ストレートやロック、ハイボールなどの飲み方があります。

飲み方によってウイスキーの口当たりや香りに変化がでるので、選ぶ際の決めてにするのもよいでしょう。

たとえば、ストレートやロックで飲みたいなら、個性の強いシングルモルトウイスキー。ハイボールのようにあっさりした飲み口が好みなら、シングルグレーンウイスキーやブレンデッドウイスキーがおすすめです。

ウイスキー飲み方

メーカーで選ぶ

日本には、サントリーやキリンなどの大手ウイスキーメーカーがあります。その他にも、地ウイスキーと呼ばれるクラフトウイスキーのメーカーも登場しています。

代表的なウイスキーメーカーをご紹介します。

サントリーウイスキー

サントリーは、創業者で初代マスターブレンダーの鳥井伸治朗が、1923(大正12)年に日本で初めてのウイスキー蒸留所を建設したジャパニーズウイスキーの草分け的なメーカーです。

蒸留所は、「山崎蒸留所(京都)」と「白州蒸留所(山梨)」の2つあり、いろいろな原酒を生み出しています。

代表的な銘柄には、1929年の発売で白札の愛称で親しまれた現在の「ホワイト」や、1937年に発売された「角」、1946年発売の「トリス」などがあります。

ニッカウヰスキー

NHKの連続テレビ小説「マッサン」の主人公のモデルとなった竹鶴政孝が、1934年(昭和9)年に創業したのがニッカウヰスキーです。

蒸留所は創業の地である北海道余市町にある余市蒸留所では、モルトウイスキー。宮城県仙台市にある宮城峡蒸留所ではモルトウイスキーとグレーンウイスキーをつくっています。

代表的な銘柄には、晩年の竹鶴政孝が愛飲していたことで知られる1964年発売の「ハイニッカ」や、1956年発売でお馴染みのひげのおじさんのイラストが描かれたブラックニッカなどがあります。

キリンウイスキー

キリンがウイスキーづくりに参入したのは1971年と、まだ歴史は古くありません。

提携するシーグラム社のウイスキーを輸入販売をするのと合わせて、静岡県の御殿場に富士御殿場蒸留所を建設してウイスキーの蒸留を取り組み始めました。

代表する銘柄には、1974年に富士御殿場蒸留所で初めて生み出された「ロバートブラウン」や、かつてはサントリーやニッカと肩を並べてウイスキーをつくっていた三楽オーシャンの名前を残す「オーシャンラッキーゴールド」などがあります。

その他のウイスキーメーカー

日本でのウイスキーづくりは、サントリー、ニッカ、キリンの大手だけで国内シェアのおよそ90%を占めていますが、他にも次のようなメーカーがウイスキーをつくっています。

メーカー蒸留所代表銘柄
本坊酒造信州マルス蒸留所
マルス津貫蒸留所
岩井トラディショナル
若鶴酒造三郎丸蒸留所シングルモルト三郎丸
江井ヶ嶋酒造江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸留所ホワイトオークシングルモルトあかし
ベンチャーウイスキー秩父蒸留所イチローズモルト
宮下酒造岡山蒸留所シングルモルトウイスキー岡山

ジャパニーズウイスキーのおすすめ銘柄15選!

ジャパニーズウイスキーのおすすめ銘柄を紹介していきます!

山崎 12年

山崎12年

「山崎12年」は、サントリーを代表するシングルモルトウイスキーです。日本のウイスキー発祥の地であるサントリー山崎蒸留所で生み出されるモルト原酒だけでつくられています。

2003年のインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ (ISC)でジャパニーズウイスキーとして初の金賞を受賞し、世界から注目を集めました。

ホワイトオーク樽による甘いバニラと果実香の中に、シェリー樽原酒とジャパニーズオークのミズナラ樽原酒の余韻が香ります。

山崎ウイスキー

白州

白州

「白州」は、山梨県にあるサントリー白州蒸留所で生まれる原酒の中から、最高のモルト原酒を選び抜いてつくられたシングルモルトウイスキーです。

サントリーのウイスキー造り50周年を機に設立された白州蒸留所は、世界でも珍しい豊かな自然に囲まれ、「森の蒸留所」とも呼ばれています。

若葉のようなフレッシュな香りと爽やかで軽快な味わいが特徴です。

白州

響 JAPANESE HARMONY

響 JAPANESE HARMONY

「響 JAPANESE HARMONY」は、日本の自然、日本人の繊細な感性、日本の匠の技で造られたウイスキーというコンセプトを体現するブレンデッドウイスキーです。

日本のウイスキーならではの美しくバランスのとれたハーモニー、華やかに広がる、やわらかい味わいが特徴です。

24面カットのボトルデザイン、生成りの越前和紙ラベルに「響」の文字を墨文字で施し、ジャパニーズウイスキーとしての洗練された世界観を表現しています。

響ウイスキー

竹鶴 ピュアモルト

竹鶴ピュアモルト

「竹鶴 ピュアモルト」は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の名前を冠したピュアモルトウイスキーです。

北の海に鍛えられた余市蒸留所のモルト。緑の峡谷で育まれた宮城峡蒸留所のモルト。これら性格の違う蒸留所のモルトをブレンドしたウイスキーです。

ニッカではこれを「ピュアモルト」と称しています。

華やかでフルーティーな香り、しっかりとしたモルトの厚みやピートのコクを感じられる味わいが特徴です。

余市

余市

「余市」は、ニッカウヰスキー誕生の地である北海道の余市蒸留所で造られています。世界で珍しい石炭直火蒸留で生み出されるモルト原酒によってつくられるシングルモルトウイスキーです。

もりみを入れたポットスチルを石炭の火で熱するため、蒸溜窯で約800℃の高温にさらされ、もろみに適度な「焦げ」ができて香ばしくなります。

やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、オークの甘さとしっかりとしたピートの味わいが特徴です。

宮城峡

宮城峡

「宮城峡」は、仙台の宮城峡にあるニッカウヰスキー宮城峡蒸留所で生み出される個性的なモルト原酒によってつくられるシングルモルトウイスキーです。

ポットスチルの内部ポットスチルの内部にパイプをめぐらせ、約130℃の蒸気を通してじっくりと蒸留する間接蒸留で造られています。

りんごや洋梨のようなフルーティーさ、甘く華やかな花の香り、なめらかな口当たりが特徴です。

富士山麓 Signature Blend

富士山麓 Signature Blend

「富士山麓 Signature Blend」は、キリンウイスキーの富士御殿場蒸留所で造れたブレンデッドウイスキーです。

原酒の個性が最も現れる熟成のピーク(マチュレーションピーク)を迎えた原酒を熟成年にこだわることなく厳選してブレンドしています。

個性豊かな原酒が織りなすハーモニーと、奥深く円熟した味わいが特徴です。

イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル

イチローズモルト

イチローズモルトは、2000年を最後に蒸留を停止した羽生蒸留所の創設者の孫、肥土伊知郎氏が創業したベンチャーウイスキーの「秩父蒸留所」でつくられるウイスキーです。

秩父蒸留所は、2008年に稼働を始めたまだ新しい蒸留所ですが、2012年にはジャパニーズウイスキー・オブザイヤーを受賞するなど数々の賞に選ばれ、国内外で高い評価を得ています。

モルト&グレーン ホワイトラベルは、ブレンデッドウイスキーながらシングルモルトウイスキーのような個性を感じるウイスキーです。

イチローズモルト

ブラックニッカ ディープブレンド

ブラックニッカ ディープブレンド

1956年の発売以来、ひげのおじさんのラベルで親しまれているブラックニッカ。現在では、「クリア」「リッチブレンド」「ディープブレンド」の3つのタイプが販売されています。

なかでも「ディープブレンド」は、樽由来のふくよかな香りが広がった後に、ほのかなピートの香りとモルトの甘さの余韻がつづきます。

アルコール度数は45度ありますが、バランスが良く飲みやすいのも特徴です。

ブラックニッカ

スーパーニッカ

スーパーニッカ

スーパーニッカは、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝が、亡くなった妻リタに捧げるために開発したブレンレンテッドウイスキー。

リタが死去した翌年の1962(昭和37)年の発売以来、長くウイスキーファンに親しまれているブランドです。ボトルには、ニッカエンブレムと「SINCE1962」の文字がデザインされています。

現在は、発売当初のブレンドと大きく異なっていますが、スムーズな口当たりとバランスの取れたまろやかな味わいが特徴です。

ハイニッカ

ハイニッカ

ハイニッカは、おいしいウイスキーを多くの人に楽しんでもらいたいという竹鶴政孝の願いから生まれたウイスキー。

発売は1964(昭和39)年で、2015年にはスーパーニッカと共にパッケージデザインがリニューアルされました。

ウイスキーを飲み慣れていない人でも、おいしいと感じられるようなソフトな味わいが特徴で、政孝自身が晩年に愛飲していたウイスキーです。

ニッカ カフェモルト

ニッカ カフェモルト

「ニッカ カフェモルト」は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所にある伝統的なのカフェ式連続式蒸留機(カフェスチル)でつくられたウイスキーです。

連続蒸留機はアルコール度数を高められますが、香りの成分まで除去してしまいます。しかし、旧式のカフェスチルは、原料由来の香りや成分が残るため、モルトの甘さや芳ばしい香りを感じるウイスキーがつくられます。

ニッカ カフェグレーン

ニッカ カフェグレーン

「ニッカ カフェグレーン」は、「ニッカ カフェモルト」同様にカフェ式連続式蒸留機(カフェスチル)でつくられたグレーンウイスキーです。

世界的な酒類品評会である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」において2016年には、グレーンウイスキー部門の金賞を受賞しています。

カフェ式連続式蒸留機による、甘い香りとなめらかな口当たりが特徴です。

フロム・ザ・バレル

フロム・ザ・バレル

「フロム・ザ・バレル」は、熟成させたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後、もう一度樽詰めして、さらに数ヶ月ほど再貯蔵。その名の通り再貯蔵された樽から、そのままの状態でボトリングされるウイスキーです。

割り水を最小限に留めているため、アルコール度数は51度もあり、重厚な味わいと深いコクが特徴です。

岩井 トラディション

岩井トラディション

「岩井 トラディション」は、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓にある本坊酒造のマルス信州蒸留所でつくられるブレンレンテッドウイスキーです。

本坊酒造でウイスキー部門を任されていた岩井喜一郎氏が設計した蒸留機(ポットスティル)によって蒸留されており、岩井氏にちなんで「岩井トラディショナル」と名づけられました。

複雑で心地よい香り、上品かつ重厚感な味わいが特徴です。

ジャパニーズウイスキー初心者が知っておきたい基礎知識

ここでは、ジャパニーズウイスキーの歴史や定義など、基礎知識について解説していきます。

ジャパニーズウイスキーの歴史

世界のウイスキー愛好家から高い評価を受け注目されているジャパニーズウイスキー。日本でウイスキーが造られるようになってから、まだ100年も経っていません。

日本に初めてウイスキーが伝わったのは、1853(嘉永6)年6月23日とされています。ペリー提督率いるアメリカ合衆国東インド艦隊が、現在の沖縄である琉球王国の那覇に寄港。

その際に、当時の三司官(宰相)であった尚宏勲(シャン・ハン・ヒュン)を、晩餐会に招待してスコットランド産とアメリカ産のウイスキーを振舞ったと「ペルリ提督日本遠征記」に書かれています。

その後、艦隊は浦賀沖に移動。浦賀奉行所与力の香山栄左衛門が乗船した際にもウイスキーが供されたそうです。徳川幕府には樽単位でウイスキーが献上されたとされています。

日本にウイスキーが輸入されるようになったのは、1871(明治4)年。当時は高価なこともあってなかなか消費は広がりませんでした。日本でウイスキーの蒸留がはじまったのは、関東大震災があった1923(大正12)年です。

寿屋(現在のサントリーホールディングス)によって、京都郊外の山崎郷に日本初のモルトウイスキー蒸留所(山崎蒸留所)が建設され、日本独自の本格ウイスキー蒸留がスタート。

そして1929(昭和4)年に、日本初のウイスキー「サントリーウイスキー(通称:白札)」が出荷されました。これがジャパニーズウイスキーの第1号です。

ジャパニーズウイスキーの定義

ジャパニーズウイスキーは、法律によって以下のように定義されています。

  • 原料は発芽させた穀類
  • 発芽させた穀類と水を原料として糖化し、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの
  • 蒸留時のアルコール度数は95度未満
  • 添加してよいのはアルコール、スピリッツ、香味料、色素、水
  • 原酒混和率が10%以上

ジャパニーズウイスキーの分類

ジャパニーズは、以下の4つに分類されます。

シングルモルトウイスキー単一蒸留所で造られたモルトウイスキーを複数の樽から瓶詰したもの
シングルグレーンウイスキー単一蒸溜所で造られたグレーンウイスキーを複数の樽から瓶詰めしたもの
ブレンデッドウイスキーモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜて瓶詰めしたもの
ブレンデッドモルトウイスキーグレーンウイスキーを使用せず、複数の蒸溜所で造られたモルトウイスキーのみを混ぜて瓶詰めしたもの

まとめ

世界の5大ウイスキーのひとつに数えられるジャパニーズウイスキーですが、近年ではクラフトウイスキーのメーカーも登場して、色々な味わいが楽しめるようになりました。

ぜひ飲み比べしてみて、自分の好みのウイスキーを探してみてはいかがでしょうか。




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