グレンゴインとは?種類・味わい・おすすめの飲み方

グレンゴイン

スコッチウイスキーの魅惑的な世界、そこでひときわ光る「グレンゴイン」。

この記事では、グレンゴインの深い歴史や、その製造地である蒸留所の秘密、そして魅力的な商品のラインアップをご紹介します。

新しいウイスキーの発見を求める方、この機会にグレンゴインの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

グレンゴインとは

スコッチウイスキー「グレンゴイン」の風味を一層味わい深くするためには、その背後にある歴史を知ることが重要です。その興味深い歴史を紐解いていきましょう。

グレンゴインの歴史

グレンゴイン蒸溜所はスコットランド南部ハイランド地方に位置します。1830年代に設立されました。

正式には、1833年に「バーンフット」という名前でライセンスを取得します。グレンゴイン蒸留所という正式な名前になったのは1905年のことです。

グレンゴインは、ゲール語の「雁の谷」に由来しています。

1965年、ラング・ブラザーズ社がエドリントン傘下のロバートソン&バクスター・グループに買収され、大規模な設備投資が行われました。

この設備投資により、ポットスチルを1基増設し、3基に。

2003年、エドリントンが蒸留所の設備である「グレンゴイン」と「ラングス」のブランド使用権と熟成中の原酒をイアン・マクロード社に720万ポンドで売却。

新オーナーとなったイアン・マクロード社は、グレンゴインのポテンシャルに注目し、ブランド力を高めるため生産量を倍増します。

生産量が倍増しても、伝統的なウイスキー製造技術へのこだわりが揺るぐことはありませんでした。

グレンゴイン蒸留所について

蒸留所名グレンゴイン蒸留所
エリアハイランド
設立1833年
仕込み水ダムゴインの丘の泉
所有者イアン・マクロード社
蒸溜所ツアーあり
公式サイトhttps://www.glengoyne.com/

グレンゴインの製法

グレンゴインは、そのユニークな特徴と独特の風味で知られています。スコットランドのハイランド地方南部、グラスゴーから北へ20kmほど離れたところに位置しています。

グレンゴイン・ウイスキーの特筆すべき特徴のひとつは、ノンピーテッドモルトを使用していることです。

これは、スモーキーフレーバーを加えるためにピーテッド麦芽を使用することが多い他の多くのスコッチウイスキーとは一線を画しています。

ノンピーテッドモルトを使用することで、グレンゴインのウィスキーはよりデリケートでフルーティーな風味を表現しているのです。

また、グレンゴイン蒸溜所はゆっくりと時間をかけて蒸溜することでも知られています。この方法によって最終製品をより細かくコントロールでき、グレンゴインが誇る複雑なフレーバーとアロマを生み出している。

熟成に関しては、グレンゴインは主にシェリー樽とバーボン樽、またはその両方を併用しています。

樽の選択は、最終製品の風味を形成する上で重要な役割を果たします。シェリー樽はリッチでフルーティー、スパイシーな香りを与える傾向があり、バーボン樽は甘みとバニラの香りを加える。

こうした製造方法の結果、豊かでフルーティ、そしてスパイシーな風味が特徴となっているのです。

一般的なテイスティングノートには、レーズンやイチジクなどのドライフルーツ、リンゴ、洋ナシ、シトラスなどが含まれる。これらのフルーティーな香りは、シナモン、ナツメグ、その他のベーキングスパイス、チョコレート、キャラメル、トフィーの香りを伴うことが多いです。

全体として、グレンゴインの特徴的な特性は、その滑らかで複雑な、果実味を前面に押し出した風味を高く評価するウイスキー愛好家の間で人気を博しています。

グレンゴインの主な種類と味わい

グレンゴインの代表的な商品を紹介します。

グレンゴイン10年

グレンゴイン10年

グレンゴインのスタンダードボトルです。ヨーロピアンオーク樽とアメリカンオーク樽の組み合わせで10年間熟成させています。

明るい黄金色と、新鮮な青リンゴとトフィー、ほのかなナッツのような香り。味わいは、青リンゴの酸っぱさ、柔らかなオークが感じられます。

グレンゴインの入門編ともいえるこのボトルは、バランスの取れた味わいで、ウイスキー初心者にも熟練したウイスキー愛好家にも、親しみやすいウイスキーでしょう。

グレンゴイン12年

グレンゴイン12年

グレンゴイン12年は、ヨーロピアンシェリー樽20%、アメリカンバーボン樽20%、リフィル樽60%で12年熟成させています。

良質な大麦とハイランドの水を使用し、ピートを使わず麦芽のフレーバーを重視。特に『スコットランドで最も遅い蒸留』の方法を採用することで、その独特な風味と滑らかなテクスチャを実現しています。

香りは、ココナッツ、はちみつ、レモンピール、トフィーアップルのような甘く芳醇な香りと柑橘系の爽やかさが混ざり合う。味わいは、リンゴ、シナモン、ジンジャー、若干の辛口さを伴うトフィーやシェリー樽由来のバランスの良い風味が広がります。

この独特な組み合わせがグレンゴインのソフトでクリーンなテイストを生み出しています。

グレンゴイン15年

グレンゴイン15年

グレンゴイン15年は、ファーストフィルのシェリー樽とバーボン樽、そして厳選されたリフィル樽で熟成されたボトルです。

これらの樽の組み合わせにより、軽やかでフルーティーな風味が生まれています。

新鮮な干し草、ドライフルーツ、柑橘類、ローズヒップの香り。口に含むと優しい甘みとトロピカルフルーツ、シナモン、バニラ、リンゴのニュアンスが感じられます。

熟成年数を重ねることで、個性に深みが増し、シェリーの影響がより顕著になっています。

グレンゴイン18年

グレンゴイン18年

グレンゴイン18年は、ホグスヘッドのバーボン樽とシェリー樽を使用し18年熟成した逸品。

香りは、りんごや熟したメロンから始まり、ブラウンシュガーの甘さに至り、柔らかさの中にビターな香りが混じります。

味わいはフルボディでまろやか。漬け込んだフルーツやマジパン、クルミ、温かなスパイス、といった豊かな風味が広がり、後からのマーマレードやドライココアの風味が感じられます。

グレンゴイン21年

グレンゴイン21年

グレンゴイン21年は、ヨーロピアンシェリー樽100%を使用し、21年の長い歳月を経て熟成させた長熟のボトルです。

香りは、赤リンゴやドライフルーツ、シェリーの甘い香りが鼻を刺激します。口に含むと、シェリー、ハチミツ、オークの香りが、最後にシナモンの香りが広がります。

シェリー樽での長期熟成がウイスキーにもたらす深みと豊かさを余すところなく表現した逸品です。

グレンゴイン25年

グレンゴイン25年

グレンゴイン25年は、四半世紀をシェリー樽で熟成させたボトルです。

赤い果実、皮革、黒砂糖の香りがし、口に含むと柔らかなオーク、シナモン、煮込んだ果実、マーマレードの酸味が感じられます。

フィニッシュは非常に長く、スパイシーな甘草の風味が広がります。

グレンゴイン30年

グレンゴイン30年

グレンゴイン30年は、最高級のオロロソシェリーオーク樽で30年間熟成させた逸品です。

深く豊かなマホガニーの色合いを誇り、口に含むとブラックチェリーやマーマレード、ラムレージンチョコレートなど、さまざまな風味が感じられる。

一口飲むごとに、シナモン、クローブ、そして甘草のニュアンスまで複雑な層が現れ、フィニッシュは驚くほど長く、オークの香り、最後にシナモンの香りが広がります。

この贅沢な表現は、グレンゴインの伝統的な職人技へのこだわりと、時間と忍耐という不朽の資質を讃えています。

グレンゴイン カスクストレングス バッチ 010

グレンゴイン カスクストレングス バッチ010

バッチ No.010は、カスクストレングスシリーズの歴史において、毎年限定リリースされる10年目の記念すべき作品。59.2%でボトリングされています。

このボトル、リッチで贅沢、そしてフルーティーな味わいで、グレンゴインの特徴であるスタイルが見事に表現されています。

フレッシュでさわやかなリンゴとジューシーなブラックベリーの魅力的な香り。バニラやフルーティーな味わい。そして、ハチミツのリッチさと爽やかなシトラスの長い余韻を楽しめます。

グレンゴインのおすすめの飲み方

グレンゴインのおすすめの飲み方をいくつか紹介します。

ストレート

ウイスキー愛好家の多くは、グレンゴインのようなシングルモルトウイスキーを氷やミキサーを入れずにストレートで飲むことを好みます。

そうすることで、ウイスキーの複雑な風味とアロマを存分に味わうことができるのです。

グレンケアンやタンブラーなどのウイスキーグラスに少量(1~1.5オンス程度)を注ぎ、しばらく置いてから少しずつ味を楽しむと良いでしょう。

水を数滴加える

ウイスキーに水を数滴たらすと、味と香りがさらに広がり、より一層ウイスキーを楽しむことができます。

スポイトやストローを使って少量の水を加え、グラスを軽く回して混ぜます。ウイスキーの味を確かめ、好みの加水量で楽しんでみてはいかがでしょうか。

オン・ザ・ロック

氷を入れるとウイスキーが少し薄まり、温度も下がるため、よりスムーズで爽やかな味わいになります。

ただし、ウイスキーを冷やすと風味やアロマが弱まることもあるので注意が必要です。

オン・ザ・ロックで楽しみたい場合は、大きめの角氷やアイスボールを使うと、ゆっくり溶けて薄まりにくくなります。

カクテル

グレンゴインをはじめとするシングルモルト・ウイスキーは、ストレートや水割りで楽しむことが多いですが、ウイスキーベースのカクテルにも使えます。

オールド・ファッションド、ロブ・ロイ、ウイスキー・サワーといったクラシックなカクテルは、グレンゴインを使って作ることができ、そのユニークな風味を楽しみながら、また違った飲み心地を味わうことができる。