グレンフィディックとは?代表的な6種類とおすすめの飲み方を紹介

グレンフィディック

スコッチウイスキーの聖地と言われるスコットランドのスペイサイド。

ここで造られるグレンフィディックは、世界で最も売れているシングルモルトウイスキーで、世界のシングルモルトの30~40%ものシェアを誇っています。

この記事では、グレンフィディックの歴史や代表的な種類、おすすめの飲み方を紹介します。

グレンフィディックとは

日本でもファンの多いスコッチウイスキー「グレンフィディック」。その歴史やこだわりの製法について解説します。

グレンフィディックの歴史

グレンフィディック蒸溜所は、人口1,500人ほどの小さな村「ダフタウン」にあります。

ダフタウンには7つの蒸溜所があり、スコッチウイスキーの蒸溜所が多いスペイサイドの中でも、これほど蒸溜所が集まっている地域はありません。

1887年創業のグレンフィディ蒸溜は、その地域のなかでも長い歴史を誇る蒸溜所です。

蒸溜所にはビジターセンターがあり、ウィスキーの蒸溜やボトル詰めなど、製造過程を見学できるツアーあります。年間10万人もの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

グレンフィディック蒸溜所を創業したウイリアム・グラントは、9人の子供たちとスペイ川流域の「鹿の谷」と言われる地域に、ひとつひとつ手で石を積み上げ1年がかりで蒸溜所を造りました。

グレンフィディック
ゲール語で「鹿の谷」を意味しています。

家族の手によって造られた蒸溜所は、その後もウイリアムの子孫によって引き継がれ、最高のウイスキーを製造する技術が磨かれていきます。

そして1963年、ウイリアムの曾孫サンディー・グラント・ゴードンは、他社に先駆けてシングルモルトウイスキーとしてスコットランド国外への販売を開始。これが今日のシングルモルト人気へとつながっています。

グレンフィディックの製法とこだわり

グレンフィディックは、マッシュマン(糖化職人)、スチルマン(蒸溜職人)、銅器職人、樽職人、熟成庫職人、モルトマスターといった各分野において専門的な知識を持つ職人たちによって造られています。

基礎造りは創業当時から変わっておらず、マッシュマンがすべての発酵槽の温度と量、そして砂糖の重量を黒板に書き出して記録。

スチルマンは、液体比重計を用いて検度器のコックを、100年前に定められた「ハイカットポイント」に正確に合わせ蒸溜。

樽職人は、樽の製造や修理、そして樽の内側を焦がす熱処理(チャー)を行っています。

このように製造工程ごとに専門の職人が管理に携わり、最後にモルトマスターが、最適の状態と判断した段階でボトルに詰められます。

グレンフィディックの代表的な6種類

ここでは、グレンフィディックの代表的な6種類を紹介していきます。

グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブ

グレンフィディック12年

「グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブ」は、グレンフィディック独特のスペイサイドスタイルの完璧な一品と言われています。

1887年の創業から清らかで軟らかいハイランドの湧水を、今も変わらずに使用していて、フルーティーさが特徴的です。

アメリカンオークの樽とヨーロピアンシェリーの樽で、最低12年間もの長い期間、丁寧に熟成しています。 さらに後熟(マリッジ)することで、甘く複雑なオークの風味を作り出しています。

受賞歴
  • 2014年 インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC) 金賞
  • 2014年 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC) 金賞

グレンフィディック 15年 ソレラリザーブ

グレンフィディック 15年 ソレラリザーブ

「グレンフィディック 15年 ソレラリザーブ」は、シェリー樽熟成に用いられるソレラシステムを応用したウイスキーです。

バーボン樽とシェリー樽、ホワイトオーク新樽の3種の樽で熟成したモルトウイスキーをソレラバット(大桶)で、約6ヶ月間後熟。

これにより、ほのかにスパイシーで円熟した味わいを生み出しています。

受賞歴
  • 2015年 スコッチウイスキーマスターズ 金賞
  • 2014年 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC) 銀賞

グレンフィディック 18年 スモールバッチリザーブ

グレンフィディック 18年 スモールバッチリザーブ

「グレンフィディック 18年 スモールバッチリザーブ」は、スパニッシュオロロソシェリー樽とアメリカンオーク樽で、最低18年以上熟成された原酒を、厳選してヴァッティング。その後、最低3ヶ月後熟(マリッジ)しています。

スモールバッチ(小ロット)で厳格に管理することで、深く豊かな味わいが生み出されています。ボトル形状は12年や15年とは異るデザインを使用し、ラベルの左下にはシリアルナンバーが手書きで記載されていて、プレミアム感が漂っています。

受賞歴
  • 2013年 インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC) 金賞
  • 2012年 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC) 銀賞

グレンフィディック 21年

グレンフィディック 21年

「グレンフィディック 21年」は、ヨーロピアンシェリー樽とアメリカンオーク樽で、最低21年以上熟成されたモルト原酒をヴァッティング。その後4ヶ月間にわたってカリビアンラム樽に詰めてフィニッシュさせています。

バナナやいちじくを思わせる香りとやわらかな香り、まろやかで複雑な味わいが特徴です。

受賞歴
  • 2015年 インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC) トロフィー
  • 2015年 スコッチウイスキーマスターズ マスター受賞

グレンフィディック IPA エクスペリメント

グレンフィディック IPA エクスペリメント

「グレンフィディック IPA エクスペリメント」は、スペイサイドのクラフトビール醸造所と協力して造ったシングルモルトウイスキーです。

グレンフィディックの熟成に使用したアメリカンホワイトオーク樽でIPAを1ヶ月熟成。ビールを払い出した後の樽でグレンフィディックをさらに3ヶ月間熟成させていています。

IPA(アイピーエー)
インディアンペールエールの略称

熟した青りんご、洋ナシのような香り、ビール由来の苦味が特徴です。

グレンフィディック ファイア&ケーン

グレンフィディック ファイア&ケーン

「グレンフィディック ファイア&ケーン」は、6代目モルトマスター「ブライアン・キンズマン」考案のエクスペリメンタルシリーズ第4弾の作品です。

バーボン樽で熟成後に、複数種のカリビアンと南米産のラム樽に詰めて3ヶ月間後熟させています。甘口でスモーキーな香りが特徴です。

グレンフィディックおすすめの飲み方

ここでは、グレンフィディックのおすすめの飲み方を紹介します。

ストレート

ストレート

氷を入れず常温で飲むストレートは、ウイスキー本来の香りや味わいを楽しむことができます。冷やすとウイスキー本来の香りを引き出すことができないので、常温で飲むことをおすすめします。

ストレートはアルコール度数が高いので、チェイサーを用意しておきましょう。

トワイスアップ

トワイスアップ

トワイスアップは、香りを感じ取りやすくなる飲み方です。ウイスキーを水と1:1で割って作るので、アルコール度数も下がり飲みやすくなります。

作り方
  1. グラスにウイスキーを適量注ぎます。
  2. ウイスキーと同量のミネラルウォーター(常温)を注ぎます。
  3. 完成。

ハイボール

ハイボール

お酒があまり強くない方は、ソーダで割って飲むハイボールがおすすめ。炭酸の爽やかな口当たりで、すっきりしていて料理にも合わせやすい飲み方です。

少し風味を付けたい場合は、レモンピール(レモンの皮を遠くから絞り香りだけつける方法)がおすすめです。

作り方
  1. グラスいっぱいに氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーでしっかり混ぜ、ウイスキーを冷やします。
  4. ソーダを氷にあてないよう注ぎます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
  5. マドラーをタテに1回混ぜます。
  6. 完成。

まとめ

グレンフィディックは、世界180ヵ国以上に輸出、シェア30~40%を誇る最も売れているシングルモルトウイスキーです。

最もベーシックな「12年スペシャルリザーブ」は、手に入れやすい価格です。まだグレンフィディックを味わったことのない人は、1度ぜひ飲んでみてください。

スコッチウイスキー




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