フォアローゼズとは?代表的な5種類とおすすめの飲み方を紹介

フォアローゼズ

深紅の薔薇がデザインされたラベルが日本でもなじみ深い「フォアローゼズ」は、バーボンの本場アメリカ・ケンタッキー州を代表するバーボンウイスキーです。

この記事では、フォアローゼズの歴史や代表的な種類、おすすめの飲み方を紹介します。

フォアローゼズとは

ウイスキー好きな人なら知らない人はいないほど、日本でもなじみ深いバーボンが「フォアローゼズ」です。

ここでは、フォアローゼズの歴史や名前由来、製法について解説していきます。

フォアローゼズの歴史

「フォアローゼズ」の誕生は1888年。創設者であるポール・ジョーンズJrの名が付けられた「ポール・ジョーンズ蒸留所」で造られていたストレートバーボンが「フォアローゼズ」です。

1920年から1933年の間、アメリカ合衆国では禁酒法が施行されて、多くの蒸留所が打撃を受けました。しかしフォアローゼズは、「薬用」として蒸留や製造が認められたほんの一握りの蒸留所として存続していきました。

禁酒法が廃止されて以降、アメリカでは再びウイスキーの人気が高まり、フォアローゼズは多くの人々の支持を受けるようになります。

しかし、1943年にはカナダのシーグラムに買収。同社の方針によってフォアローゼズはストレートバーボンではなく、ブレンデッドウイスキーとなり、アメリカ国内での販売が停止されました。

一方、欧州やアジア市場に販売が集中されることで、ジンビームに次いで世界で売れているウイスキーとなったのです。

日本でフォアローゼズが販売開始されたのは1971年のことです。2002年には日本のキリンビールがフォアローゼズを取得して、再びストレートバーボンとしてのブランドを確立しています。

フォアローゼズの名前の由来

創業者のポール・ジョーンズJrは、舞踏会である女性に会って恋に落ちプロポーズします。次の舞踏会の時、プロポーズを受けるサインとして、彼女がドレスの胸につけていたのが4輪の深紅のバラのコサージュ。

そんなエピソードからポール・ジョーンズJrは、彼の造ったストレートバーボンに「フォアローゼズ」と名づけ、ラベルに深紅のバラを描いたということです。

フォアローゼズの素材と製法

仕込み水

蒸留所のあるケンタッキー州の地盤には、「ライムストーン」と呼ばれる石灰岩層が広がっています。

その天然のろ過層をくぐり抜けた「ライムストーン・ウォーター」は、鉄分やミネラルを含まないクリアな味わいの水です。

フォアローゼズの味は、この上質な水が決定づけています。

原料

フォアローゼズの原料は、

  • トウモロコシ
  • ライ麦
  • 大麦麦芽
  • 酵母

中でもトウモロコシは、50年以上も契約しているインディアナ州の農家から、品質の高いものを厳選して仕入れています。

トウモロコシは、搬入されるたびに「グレーン・クオリティ・ラボラトリー」と名づけられた検査場で、大きさや傷みの有無、水分量などを厳しく検査しています。

製法

フォアローゼズ蒸留所では、2種類のマッシュビルと5種類の酵母を掛け合わせて、10種類の原酒が生産されています。

蒸留された原酒は、蒸留所から西に約80km離れたコックスクリークにある熟成庫へ運ばれて、通常5~8年、ときに10年以上じっくりと熟成の時を刻みます。

熟成のピークを迎えた10種類の原酒は、樽ごとにテイスティングが行われ味や香りが見極められます。

そして、ディスティラーの長年の経験と技によってミングリング(ブレンディング)され、奥深く気品あるフォアローゼズとなります。

フォアローゼズの代表的な5種類

ここでは、フォアローゼズの代表的な5種類を紹介していきます。

フォアローゼズ

フォアローゼズ

「フォアローゼズ」は、まず最初に味わいたいスタンダードボトルです。

香りと味わいの異なる10種の原酒を、絶妙なバランスでブレンドしていて、すっきりとやらかでなめらかな味わい、フルーツやフローラルのやわらかで華やかな香りが特徴です。

受賞歴
  • 2016年 サンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション(SWSC) ゴールドメダル
  • 2014年 デンバー・インターナショナル・スピリッツコンペティション ゴールドメダル

上記以外にも数々の世界的な酒類コンペティションで賞を獲得しています。

フォアローゼズ ブラック

フォアローゼズ ブラック

「フォアローゼズ ブラック」は、黒いラベルが特徴の日本限定販売の上級ボトル。厳選した個性的な原酒を、やや長めに熟成させています。

柔らかな甘さとキャラメルのほのかな香り、芳醇で柔らかな味わい、柔らかくなめらかに続く余韻を味わえます。

フォアローゼズ プラチナ

フォアローゼズ プラチナ

「フォアローゼズ プラチナ」は、ケンタッキー州200周年を記念して1992年に日本限定で発売されたボトルです。

長期間熟成させた希少な原酒を贅沢に使ったスーパープレミアムなバーボンで、個性的な原酒が織りなす複雑な味わいが、驚くほどに洗練されています。

完熟したプラムとチェリーが調和したようなフルボディの味わいと、スパイシーで複雑な香りと洋梨やバニラの香りが特徴です。

フォアローゼズ シングルバレル

フォアローゼズ シングルバレル

テイスティングにより厳選した原酒の1つの樽のみをボトリング。アルコール度数は50度あり、力強く複雑な味わいと樽の個性が楽しめます。

完熟したプラムやチェリーのような重厚で芳醇な味わいと、複雑なスパイスや洋梨、バニラとメープルシロップの香りが余韻として長く続きます。

受賞歴
  • 2018年 サンフランシスコ・ワールド・スピリッツコンペティション(SWSC) ゴールドメダル
  • 2014年 デンバー・インターナショナル・スピリッツコンペティション ダブルゴールドメダル

上記以外にも数々の世界的な酒類コンペティションで賞を獲得しています。

フォアローゼズ スモールバッチ リミテッドエディション

フォアローゼズ スモールバッチ リミテッドエディション

マスターディスティラーの「ブレント・エリオット」が、10種類の原酒の中から4種類の長期熟成原酒を厳選してスモールバッチ(少量限定生産)で造り出した逸品。

毎年発売されていますが2019年には、初めて21年という超長期熟成の原酒使われています。

フルーツの香りの後に、スパイスやオーク樽のウッディさなど複雑な香りが口の中に広がります。

フォアローゼズおすすめの飲み方

ここでは、フォアローゼズおすすめの飲み方を紹介します。

ストレート

ストレート

氷を入れず常温で飲むストレートは、フォアローゼズのフルーティーなと柔らかな味わいを楽しむことができます。冷やすとウイスキー本来の香りを引き出すことができないので、常温で飲むことをおすすめします。

ストレートはアルコール度数が高いので、チェイサーを用意しておきましょう。

ロック

ロック

ロックは香りは落ち着きますが、冷やすことで口当たりをよくするとともに、アルコールの刺激を和らげてくれる飲み方です。

使用する氷は、小さなものだと溶けやすいので、溶けにくい大きめの氷を使います。できれば表面積の少ない丸い氷がおすすめです。

作り方
  1. グラスに大きめの氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーで軽く混ぜます。
  4. 完成。

ハイボール

ハイボール

お酒があまり強くない方は、ソーダで割って飲むハイボールがおすすめ。炭酸の爽やかな口当たりで、すっきりしていて料理にも合わせやすい飲み方です。

少し風味を付けたい場合は、レモンピール(レモンの皮を遠くから絞り香りだけつける方法)がおすすめです。

作り方
  1. グラスいっぱいに氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーでしっかり混ぜ、ウイスキーを冷やします。
  4. ソーダを氷にあてないよう注ぎます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
  5. マドラーをタテに1回混ぜます。
  6. 完成。

まとめ

フォアローゼズは、フルーティーな香りと柔らかな味わいが特徴のバーボンです。飲みやすいことから日本でも高い人気を誇っています。

香りを楽しめるストレートやロックで飲むのが定番ですが、ハイボールで気軽に楽しむのもおすすめです。種類によって味わいが違うので、ぜひいろいろと飲み比べしてみてください。




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