ブラントンの種類と味|おすすめの飲み方も紹介

ブラントン




バーボンウイスキーの中でも頭1つ抜けた存在である「ブラントン」。

ウイスキーの味わいだけでなく、ボトルのラベルやキャップにも多くのこだわりが施されています。そのこだわりこそが、30年という浅い歴史でもここまで有名になった要因なのでしょう。

今回は、ブラントンの種類とそれぞれの味わい、おすすめの飲み方を紹介します。また、歴史や製法などを解説します。

ブラントンの種類

ここでは販売中のボトルに加え、終売となっているブラントンを紹介していきます。

ブラントンの種類一覧

商品種類アルコール
度数
容量価格帯
ブラントンブラントンバーボン46.5%750ml7,000円~
ブラントン ブラックブラントン ブラックバーボン40%750ml5,000円~
ブラントン スペシャル リザーブブラントン スペシャルリザーブバーボン40%700ml
ブラントン ゴールドブラントン ゴールドバーボン51.5%750ml15,000円~
ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレルブラントン
ストレート・フロム・ザ・バレル
バーボン66%750ml20,000円~

ブラントン

ブラントン
原産国アメリカ
種類バーボン
アルコール度数46.5%
容量750ml
価格帯7,000円~

「ブラントン」は、IWSCやSWSCなど多数のコンペティションで賞を受賞しているブラントンのスタンダードボトルです。

長期にわたる熟成期間を経た原酒を1樽ごとにテイスティング。その中から熟成のピークを迎えた樽だけを厳選し、単一の樽からボトリングされています。

ドライフルーツやイチジクのようなフルーティな甘味が特徴です。また、心地よいシナモンのような香りが鼻から抜けていくことも魅力の1つでしょう。

芳醇で濃密な味わいを楽しめる上品なウイスキーです。

ブラントン ブラック

ブラントン ブラック
原産国アメリカ
種類バーボン
アルコール度数40%
容量750ml
価格帯5,000円~

ブラントン ブラックは、アルバート・ブラントンから引き継いだレシピをもとに製造されたボトルです。

アルコール度数は40%とブラントンの中でも低い銘柄となっています。

濃厚なバニラとカスタードクリームのような味わいが特徴です。また、イチジクのほどよい甘みと心地の良い酸味を感じることができます。

ブラントンの中でも口当たりがまろやかで飲みやすいウイスキーです。

ブラントン スペシャルリザーブ

ブラントン スペシャル リザーブ
原産国アメリカ
種類バーボン
アルコール度数40%
容量700ml
価格帯

ブラントン スペシャルリザーブは、日本向けのブラックと同じ規格のアルコール度40%で造られています。

アルコール度数が低いため、ブラントン特有のの味わいを一層感じやすく、入門編として最適です。

輸入品のため日本の店頭には、置かれていない1本です。

ブラントン ゴールド

ブラントン ゴールド
原産国アメリカ
種類バーボン
アルコール度数51.5%
容量750ml
価格帯15,000円~

ブラントン ゴールドは、熟成のピークを迎えた原酒から、厳選に厳選を重ね、最高品質の原酒をボトリングしています。

上品なバニラやオークの香り、熟したメロンのような甘味が特徴です。また、深いコクと複雑な味わいをもち、他では味わえない高級感を感じることができるでしょう。

バーボンが苦手だという方でも飲みやすいウイスキーです。

ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレル

ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレル
原産国アメリカ
種類バーボン
アルコール度数66%
容量750ml
価格帯20,000円~

ブラントン ストレート・フロム・ザ・バレルは、シングルバレルバーボンの中でも、とりわけ風味に秀でた個性のある樽だけを厳選し、その原酒をろ過せずに瓶詰めしたボトルです。

濃厚なバニラや杏子、オークなどの香りが特徴です。また、口に含むとウッディな香りが広がり、黒蜜の甘みと心地の良い酸味を感じることができます。

贈り物としても優れた高級感の溢れるウイスキーです。

ブラントンおすすめの飲み方

ブラントンはバーボン史のおける初のシングルバレルと呼ばれる高級ブランドをリリースしました。数あるブランドの中でも芳醇で力強いウイスキーです。

ここではそんなブラントンのおすすめの飲み方を紹介します。

ストレート

ストレート

ストレートは、ブラントン本来の味をそのまま味わいたいという方におすすめの飲み方です。

ドライプルーンやドライイチジクのような風味とスパイシーな切れ味を存分に味わうことができます。

また、ストレートで飲むときにはチェイサーを忘れずに用意しておきましょう。

ロック

ロック

ロックは、ブラントンの複雑な風味や味の変化を存分に味わいたいという方におすすめの飲み方です。

氷で冷やすことにより、プラントンの奥に潜んでいた香りや味わいが引き出されていきます。ブラントンの場合、ロックにするとグイグイ飲めてしまうので飲み過ぎには注意が必要です。

使用する氷は、小さなものだと溶けやすいので、溶けにくい大きめの氷を使います。できれば表面積の少ない丸い氷がおすすめです。

作り方
  1. グラスに大きめの氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーで軽く混ぜます。
  4. 完成。

※ロックを飲むときは、チェイサーを用意しましょう。

ハイボール

ハイボール

ハイボールは、ブラントンを爽快に味わいたいという方におすすめの飲み方です。

炭酸水を加えることでバーボンに含まれている風味が引き出され、ブラントンの個性を存分に味わうことができるでしょう。

ブラントンはハイボールと非常に相性が良いので、ぜひ1度試してみてください。

作り方
  1. グラスいっぱいに氷を入れます。
  2. ウイスキーを適量注ぎます。
  3. マドラーでしっかり混ぜ、ウイスキーを冷やします。
  4. ソーダを氷にあてないよう注ぎます。(ウイスキー1:ソーダ3~4)
  5. マドラーをタテに1回混ぜます。
  6. 完成。

ブラントンについて

ブラントンはアメリカのケンタッキー州で製造されているプレミアムバーボンです。

ここではそんなブラントンの歴史や特徴、製法について解説していきます。

ブラントンの歴史

ブラントンは1984年に発売された、他の銘柄に比べて歴史が浅いウイスキーです。

ただし、製造元であるバッファロー・トレース蒸溜所はバーボンの老舗であり、1865年にベンジャミン・ハリソン・ブラントン氏によって「ブラントン蒸溜所」として創業されました。

当初造っていたのは「オールド・ファイヤ・カッパー」というボトルで、多くの人から人気を得ていました。そのため、1929年にバーボン大手のシェンレー社によって買収されます。

1946年にはストレートバーボンの「エンシェントエイジ」を発売し、その23年後には蒸溜所の名前を「エンシェントエイジ蒸溜所」に改名。

そして、1969年から現在の「バッファロー・トレース蒸溜所」と改名し、ブラントンを製造し続けています。

ブラントンの特徴

ブラントンはオイリーな口当たりが特徴的です。また、原料のトウモロコシから来る香ばしい風味も魅力の1つといえるでしょう。

ボトルにも特徴があり、ブラントンのラベルは1つとして同じものはありません。1つ1つ手で書き込まれているのです。

さらにボトルキャップにも大きな特徴があり、ケンタッキーダービーのサラブレット、8種類のフィギュアを冠しています。

これらの特徴から、ブラントンは唯一無二のバーボンと呼ばれる存在になったのです。

ブラントンの製法

ブラントンはバーボン職人たちのこだわりが詰まった製法で造られています。

はじめにトウモロコシの比率を高くして糖化させ、発酵させたマッシュを蒸溜して原酒を製造。

この原酒はマスターディスティラーを含む少なくとも3名の官能検査員がテイスティングを行ない、ブラントンにふさわしい樽が厳選されます。

ここまでにかかる期間はなんと4年。

その後、厳選された樽をブラントン専用庫に移し、熟成させて完成です。

またブラントンは、他の樽の原酒を掛け合わせることはありません。シングルバレルからボトリングされるため、樽が持つ個性を思う存分楽しむことができるのです。

まとめ

ブラントンは歴史こそ浅いものの、IWSCやSWSCといったコンテストで銀賞や金賞を受賞している世界的にも有名なバーボンです。

ボトルのラベルやキャップのデザインも他では楽しむことができないでしょう。

こだわり抜かれたブラントンの味わいとデザインをぜひ1度体験してみてください。